はじめまして
私は普段、ファッション向けの生地の販売を日本や欧米のアパレルブランド向けに行っております。
ファッションに興味のある皆さんであれば一度は聞いた事ある、国内有名ブランドや海外有名メゾンブランドとも商売をしています!!
生地の販売って何?? と思われた方もいるかと思いますが、軽く説明させていただきます。
全ての洋服はこの 生地 というものから作られています。
(知ってるわ!!って感じですよね、、)
少し専門的な話になりますが
この生地を作る為には、
① まずは原料の選定をして(綿とかウールとかです)
② その原料から糸を作り(紡績)
③ その糸を使って編み機/織機(しょっき)で編んだり織ったりして
④ 最後に染色機(せんしょくき)で色をつける
という、とてもとても長い工程で作られているのです!!
こうやって出来た生地をアパレルブランドに対して提案、販売するのが私の仕事です。
例えば、お客さんが『Tシャツ作りたいんだけど〜』と言った要望があれば、
Tシャツなので綿にしましょう とか
綿でも、こう言った種類の綿がありますよ とか
厚さはこのくらいにしましょう とか
色はどうしましょうか? とか
風合いはこんなのどうですか? とか
といった感じで提案していき、生地として具現化していくのです!!
ちょっと格好つけました、、、www
ここで更に専門的な知識!!!
生地と言っても大きく分けて2つあり
① 編み物(カットソー、ニット)
※主にTシャツやパーカー、肌着に使用される生地 簡単に言うと伸びる生地です!!
② 織り物(布帛)
※主にジャケットやパンツ、シャツなどに使用される生地 簡単に言うと伸びない生地です!!
と言ったものが一般的な生地の種類として扱われています。
ちなみに主に私が扱っているのは
① の編み物、通称カットソーと呼ばれる生地です。
カットソーという名前の由来は cut&sewn
そう!切って縫って作ることから生まれた俗称です。
業界内では、別名 莫大小(メリヤス と読みます) とも言われることもあります。
語源はポルトガル語のメイヤスやスペイン語のメディアスで靴下を意味します。
なぜ漢字では莫大小(ばく/だい/しょう)という字をあてメリヤスと読むのかというのは、メリヤスつまりカットソーは、シャツ地(織物/布帛)に比べ、生地の厚さとかそういったものがアバウトなんで、メリヤス=漠然としていて、大きいものも小さいものもあるよ、という意味でこの漢字があてがわれています。
専門的で難しい話ばかりしてすみません、、、
そんな生地作りのプロフェッショナルが独自の目線で商品のレビューや現在のファッションの流行などを発信できるブログがあればなと思い立ち上げてみました。
今後、もっと専門的な知識を編み混ぜて、(本当は織り交ぜてですが、カットソーを専門としているのでwww) 皆さんに良質な商品を購入していただく手助けができればと思っています。
今後とも末長くよろしくお願いいたします。